先んずれば人を制す

さきんずればひとをせいす
意味

人より先に物事を行なえば他人を押さえて有利になるが、遅れると人に押さえられて不利になる。先手を打つことが肝要である、という意。

出典:『故事ことわざ・慣用句辞典』

注釈 司馬遷「史記」項羽元紀
「会稽(かいけい)の守(しゅ)の通(とう)、梁(りょう)に謂(い)いて曰(いわ)く、江西(こうせい)皆反す。此(こ)れ亦(また)天の秦(しん)を亡(ほろ)ぼすの時なり。吾(われ)聞く、先んずれば即(すなわ)ち人を制し、後(おく)るれば則(すなわ)ち人の制する所と為(な)る〔会稽(かいけい)郡の長官の殷通(いんとう)が項梁(こうりょう)に言った、江西地方は皆反乱を起こした。これは天が秦(しん)を滅ぼす時である。先んずれば人を制し、遅れれば人に制せられるという言葉を知っている〕」

出典:『故事ことわざ・慣用句辞典』


英語 First come,first served.
雑記